【農作物の実証実験栽培】2013年も新たに始まりました 今年度は昨年とは変わり、
(1)福島県営農再開支援事業の一環として稲作を福島県の事業として、
(2)畑作を富岡町アグリ環境協議会及び、ふるさと生産組合が中心になり、
「キリン絆プロジェクト助成事業」の支援を受けての実施となっています。
福島県営農再開支援事業
福島県営農再開支援事業実施要綱PDF
キリングループ東日本大震災被災地支援活動/キリン絆プロジェクト
詳細及び、結果報告は分かり次第アップします。
福島県営農再開支援事業(営農再開に向けた作付実証/県による実証研究)
福島県農林水産部 農林地再生対策室 1、事業の概要
事業目的
原発事故の影響により避難指示を受け現在営農中断を余儀なくされている地域においては、放射性物質の影響等により従来通りのやり方で営農を再開する事が困難であったり、又は食用作物の生産への不安なども想定されます。その為、本事業では試験的な作付実証(以下「実証研究」)を行い、得られた成果を地域の営農再開・農業再生の為に活用する事を目的とします。
実証手法
各市町村ごとに実証ほ場を設置し、農業者の協力のもと実証実験を行います。実証ほ場と農業者は市町村の協力を受け選定します
実証ほ場
原則として、避難指示解除準備区域など、営農が可能な地域で、除染の完了した農地とします。※居住制限区域や計画的避難区域については、管理する農業者を含め、市町村から強い意向があり、かつそこで実証研究を実施する合理的理由がある場合は個別に協議します。
実施主体
県(栽培は農業者に依頼。農業者は個人、法人何れも可)
「ふるさと生産組合」渡辺康男組合長コメント
1、3年ぶりの米の収穫は、農業者として格別な喜びであるが、全量廃棄処分のため不口舌な心境である
2、夏陽の好天に恵まれ、震災前と同程度の収量が見込まれる
3、施肥料を半減したものの、雑草すき込み及び台風等により、一部に倒伏がみられる
4、雑草(ヒエ)の多発、イノシシ及びスズメの被害等に悩まされた
5、少量ではあるが、玄米及び白米によるバイオ燃料化の実証実験を行う
来年以降について
「農地の除染(除草)終了後は、非食用としての用途による米の作付け拡大が可能となれば、農地の保全、農家意欲の維持、農村景観の形成等、の地域貢献もでき、また、我が組合所有の農機及び施設の有効活用にも繋がるため、作付け条件が整えば是非、その方向で進めるべく果敢にチャレンジしたいと思っている」平成25年10月9日富岡町ふるさと生産組合組合長 渡辺康男
福島県営農再開支援事業(富岡町現地実証ほ)
1 設置場所 富岡町下郡山原下283(30a区画の内10aにて実施)
2 供試品目 資源作物(水稲)
3 設置期間 平成25年5月10日〜平成26年1月31日
4、担当農業者 ふるさと生産組合 組合長 渡辺康男
5、実施の目的 資源作物としての水稲の品種選定、栽培法の現地研究
6、実施内容 
(1)供試品種 
 (ア)ひとめぼれ
 (イ)ふくひびき(県農業総合センターより)
 (ウ)べこあおば(県農業総合センターより)
 (エ)北陸193号(参考供試:東北農研セ福島研究拠点より、熟期は日本晴並)
(2)耕種概要
 (ア)耕起・施肥:5月10日
 (イ)施肥料(kg/a):N-0.4、P2O3-0.6、K2O-0.5(高度化成肥料)
 (ウ)土壌改良剤(kg/a):塩化加里4、ケイカリン4、ゼオライト10
 (エ)移植日・苗:5月28日 稚苗
 (オ)栽植密度(株/a):条間30cm×株間18cm設定(田植機)
 (カ)区制・面積:1区制 40〜400m2
 (キ)ほ場管理など:2年休耕。春期にほ場内の雑草残さを撤去
   殺菌剤 5月28日(箱処理) 除草剤 5月28日(一発剤) 6月27日(中期剤) 中干し7月8日〜7月末 
(3)施肥後(5月14日の土壌分析値)
調査ほ場 pH EC CEC 交換性塩基(mg/100g) 可給態P2O5
H2O KCI mS/cm me/100g CaO MgO K2O mg/100g
実証ほ 5.5 4.3 0.08 11.4 114.1 40.5 35.3 10.7
土壌中の放射性セシウム3073Bq/Kg(Cs134、Cs137の合計)
(4)調査項目
(ア)土壌:作付け前後の一般化学性、放射性セシウム濃度、作付け期間中の土壌中交換性加里(水溶液含む)
(イ)植物体:生育調査(移植一ヶ月、幼穂形成期、出穂期、成熟期) 乾物重調査(幼穂形成期、出穂期、成熟期)
   植物体・玄米中の放射性セシウム濃度
(5)生育過程
品種 出穂期 成熟期 観察
ひとめぼれ 8/14-15 9/30 生育量多い。台風18号通過で倒伏あり。
ふくひびき 8/12-13 9/26 8月末にイノシシ被害あり。生育はやや少
べこあおば 8/15-16 10/1〜 移植後の浮苗多発。補植後、生育は少
北陸193号 8/30 移植後の浮苗あり。生育はやや少
全般に、葉、穂いもちの発生は極微。紋枯れが微発生
【「緑の分権改革」推進事業 富岡町除塩・除染作物によるエネルギー転換に係る実証事業委託調査/報告書】
2012年
1、業務概要
1.1 業務目的
本事業は、東日本大震災による津波被害や放射能汚染により、現在(平成25年2月時点)警戒区域となっている富岡町の農地について、地域の労働力により被災農地を回復させるとともに、農業労働力を維持し営農再開に向けた取り組みを行い、その過程において資源循環及び再生可能エネルギーを生み出すための仕組み、技術について実証実験を行い、町の復興のための起業、新産業創出へ貢献する事を目的としたものである。

1.2 以下、報告書PDFを参照の事

実施2012年5月〜2012年12月 実施場所地図
【追跡 震災復興〜原発警戒区域でバイオ燃料実証調査】有料記事(158円)日経コンストラクション 第561号 2013.2.11
日経新聞による取材のリポートがダウンロードできます
画像は作業した日時全てだはありません。適当にピックアップしてあります